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グライダーで飛ぼう!

大学で航空部に入り、在学中にグライダーの免許を獲得。就職後も細々と飛んでいる男が、グライダー生活を振り返り、グライダーとそれを取り巻く物事を紹介していく。

グライダーの飛ぶしくみ(離陸編)

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グライダーの飛ぶしくみ(離陸編)


ここでは、グライダーがどうやって離陸するかを説明します。

さてさて、飛行機でも鳥でも、飛び始めは一番力を使います。
飛行機でも、離陸時が一番エンジン使っている気がしますよね。

では、動力のないグライダーはどうするのか。
スキーのジャンプ台みたいなところから飛び立つ?
それもありかもしれません。

でも、それだと高く飛び立てませんよね?
そこで、グライダーはとても面白い離陸方法をとります。

ずばり、「他者の力を借りて」飛び立ちます。
ほら、紙ひこーきだって人間が投げたり、ゴムで飛ばしたりするでしょ?
それと同じです。


大きく分けて、2つの方法が主流です。

①飛行機に引っ張ってもらう(航空機曳航)
自力で離陸する方法を持っている飛行機に引っ張ってもらえば、離陸できますよね。
飛行機とグライダーをロープでつなげて、そのまま離陸するんです。
で、グライダーが離陸したいところで、ロープを切れば、離陸完了。
あとは鳥のように、紙ひこーきのようにとんでください。

希望するところまで飛行機に連れて行ってもらえるのが魅力です。
  
 
②凧揚方式(ウィンチ曳航)
凧揚げをしたことがありますか?
止まった凧のひもを引っ張りながら走り回ると、凧が風を受けて舞い上がります。
グライダーは大きく、舞い上がるのにスピードもいるので、ひもを引っ張るのは専用の巻き取り機(ウィンチ)を使います。
1km程度のロープの先にグライダーをつなげ、巨大なウィンチで巻き取るとものの数秒で
時速100キロぐらいまで加速して、離陸できます。
最初はその仕組みと加速度にびっくりすること間違いなし!

百聞は一見にしかず。
どうやって離陸するかは下記のムービーを見ればすぐわかります!
 
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ウィンチ曳航(機内後ろ向き視点)
ウィンチ曳航~着陸(機内前方視点)
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